【本】クリティカルシンキング 入門篇(0)
今の時代のビジネスは、ロジカルシンキングではだめだ!クリティカルシンキングが大事!
なんてどこかで聞いたことがあるんではないでしょうか。ないかもしれませんが。
うん、クリティカルよりクリエイティブシンキングのほうが多い、かも。
まあそれはさておき。
うちの会社の研修科目でも、クリティカルシンキングがあるわけなんですが、教えていることにイマイチ納得しきれないので、いろいろあたってみることにしました。
最初に読むことに決めた本がこちら。
どんな本?
邦訳は1996年初版なので、ビジネス書と見れば古典かも。
この手の本って、コンサル系(バーバラ・ミントさんとか)と心理学系があるんですが、この本は後者。
著者は高名な心理学者で、訳者も心理学者がずらり。
ですが、学者さんが書いた本にしては読みやすいのではないかと思います。
あんまり直訳調のところもないですし。
あ、あくまで「学者さんが書いた本にしては」ですよ。
レビュー見たら星2つのところに「漫画じゃないから読めませーん!泣」(意訳)みたいなのありますので、そういう方はこちらがおすすめかと思います。
まあこのブログ読む方だったら字の大きさとかは大丈夫かなと勝手に思ってますけど。
ちなみに訳者の一人、菊池聡先生は、放送大学の「錯覚の科学」講師でもあります。
BSで視聴可能です。放送大学の番組としては出色の面白さなのでおすすめ。
今日はさわりだけ
第1章の「はじめに」で、シャーロック・ホームズが登場します。
ホームズの素晴らしいところは、非凡な推理力だけじゃなく、行動を導く実践的な思考を併せ持っていること、なんて紹介されているのですが、その後の記述がすごい。
ところで、ホームズの徹底的に現実的で怜悧な思考とどう関係しているのか定かではないのだが、不思議なことに作者のコナン・ドイル自身は、晩年にオカルトの世界にはまってしまったようである。
そうくるかよ。
これはこの先期待できそうじゃないですか!
もちろん「一番おもしろかったのは、1章のはじめにでしたね」になる可能性もあるんだけど。